24. 転職と美学(21:34)
2026年06月12日
内容紹介
嫁氏と2人で、なぜ3年で転職してはいけないのか、キャリアのかっこよさ、美学、会社員より業務委託 などについて話しました。
話した人
関連リンク
書き起こし
イントロダクション
- konifar「こんにちは!」
- yome「こんにちは!」
- konifar「1年ぶりかな」
- yome「そんな経ったか」
- konifar「その間に引っ越してね」
- yome「転職もした!」
- konifar「転職もしたね!俺は転職してない。まだいる」
- yome「もう長いよね」
- konifar「9年くらい経つかな」
- yome「8年半だよ」
- konifar「猫と同い年くらいだもんね。猫が来た時に転職してるから。この子も9歳か」
- yome「そうだね、9歳」
ノッカリアドカレ参加のきっかけ
- konifar「現職じゃないんだけど、知り合いのプロダクトマネージャーというか事業責任者の方から、なんか記事書きませんかみたいなお誘いを受けてね」
- yome「記事書きませんか、だったんだ」
- konifar「本当はね。なんか90日間アドベントカレンダーみたいにやるってやつで、みんな記事書いてるから、じゃあ自分は音声だってなんか思ったんだよ。久しぶりに」
- yome「なるほどね」
- konifar「てことで、やっていこうかなと思うんだけど。なんかね、その人が書いた記事、すごい書いてるんだよ」
- yome「へー」
- konifar「すごいいっぱい書いてる、noteで。めちゃくちゃ読まれてる。で、そのうちの1個のめちゃくちゃ読まれてたやつで『[なぜ3年で転職してはいけないのか](https://note.com/gimupop/n/n7544bc290e44)』ってやつがあって、それをネタに話そうかなと」
3年で転職してはいけないのか
- yome「逆かと思った。3年もいるなってことかと」
- konifar「この主張は3年いなきゃいけないよって言ってるわけじゃないんだけど、キャリアのこととか考えて、何かを成したって言えるような経験をするのであれば、3年ぐらいはいないとできないんじゃないみたいな話をしてるわけよ。1個のところにいるんだったら3年ぐらいいたほうがいいよねっていう話。で、どっち派?」
- yome「別にいいじゃん、転職しても。3年以内に転職してもいいと思うよ」
- konifar「どっちのほうがいいと思う?」
- yome「いいとこだったら3年いたほうがいいんじゃない」
- konifar「そうだよね」
- yome「でもなんか我慢するぐらいだったら、水が合わないみたいな感じだったら、ポンポン次行ったほうが」
- konifar「そうね、たしかに。その判断がむずかしい」
転職の決断
- konifar「ちなみに自分はだいたい3年はいる。4年くらいいて、今はめちゃくちゃ長い」
- yome「私ははやい」
- konifar「そうだね。(あなたは)スパッてやめてくもんね。いやすごいなと思うよ、本当。決断が早い」
- yome「本当?」
- konifar「自分はなかなか転職なんか決断できなかったよ。特に2社目はね。2社目はもうやめよっかなって思ってから結構長く悩んでたんじゃないかな。自分はちなみに、転職は3年はやっぱりいたほうがいいんじゃないと思ってる。嫌じゃなければ、よっぽどダメじゃなければね。その環境が水が合わないとかあるんだけど、正直さ、水が合わないかどうかもわかんないよね。上司が合わなかったらわかるか」
- yome「なんか誰かの格言で、水に合ってない魚だけが水のことを考え続けてるっていうのがあって」
- konifar「あー、なんか聞いたことある。なんかそんな感じのこと言ってるやつあったよね」
- yome「だから水のこと考えちゃうんだったら、もうダメなんじゃない」
- konifar「ずっと悪い方向に考えちゃうもんね」
- yome「そうそう、そんな環境だったらね」
最初の会社の思い出
- konifar「自分の場合はどうだったかな。最初の会社とか、もうなんなら転職なんかできないと思ってた。大学生の時は、俺みたいなやつを取ってくれるところなんてそうそうあるもんじゃないから、骨うずめるとまではいかないけど、もうめちゃくちゃ頑張るみたいな気持ちだったし、転職なんか考えてないよね。嫌な時もあるけどさ。最初の上司が怖かったもん、自分は」
- yome「へー」
- konifar「最初の上司怖くて。今思うと、その上司も新卒なんてものをどう扱っていいか分からなかっただけだと思うんだけど。出社したら毎回『できた?』って聞いてくるわけ」
- yome「怖っ」
- konifar「で、『いやできてないです』って言って。『そっか、どこに詰まってんの?』って普通に聞かれてるんだけど、詰められてるように感じるんだよ。なんか惨めというかさ、申し訳ない気持ちでいっぱいみたいなのが、1年以上は続くよね。だからしんどくはあるんだけど、転職しようとは思わなかった。できるとも思わなかったし。でも今思うと、その上司の考えてたこととかもわかるし、今は全然怖いとも思わない。その時は分かんないんだよね。そんな状態で辞めていくっていうのを、どこかもったいないって思ってるところもある」
- yome「うん」
- konifar「まあ今もね、これは公言してたこともあるけど、この9年間、正直何回辞めようって思ったかわかんないよ、マジで」
- yome「ほんとにー」
- konifar「もう今日は起き上がれないみたいなのもあったしね。でも今振り返ると、あの時のことも今だったら全然解決できるなとか思う。そう考えると、ちょっと乗り越えた方がいいんじゃないかとか思っちゃうんだよね。じゃあどういう時に転職すべきなのかっていうのがわかんないから、いつもだらだら悩んじゃう」
- yome「そうなんだ。結構すっぱり転職してきた気がするけど」
- konifar「いや、本当に今退職していいのかなとか思っちゃう」
長くいないと見えないもの
- konifar「結果的にさ、1社以外は3年はいるんだよ。で、3年いてよかったか、3年以上いるべきかって聞かれると、いれるんだったらいるべきだと思う。noteの記事にも書いてあるけど、長く働かないと見えないこともあるし、実績を積むっていうのは3年くらいはいないといけないし、次どっか転職することを考えても、3年いた人なんだって思われるじゃない。傭兵みたいにポンポン行く人もかっこいいとは思うんだけど、自分がそんな特別じゃないと思ってるから。だったら人並みに頑張れるし続けられるっていうところを示せるっていう意味で、3年いれるんだったらいたほうがいいと思うよね」
- konifar「じゃあどういう時に3年以内に去ったほうがいいの?っていうのはあるけどね。なんだろうね。1個3年以内で去った会社があったけど、今思うと、もっと粘ってもよかったんじゃないかって思う」
- yome「へー」
- konifar「結果的に自分は全部良い方向に進んでると思ってるけど。自分は運がいいからね。でもあと2年踏ん張ってたらどうなってたのかなって思う時もあるね。でも結果的に、それは今長く続けてるからそう感じるってのはあるのかも。ずっと1年半ずつとかで転職していってたら、そういう感覚にも気づけないと思う。やっぱり長く働かないと見えてこないものっていうのは何かしらあるんじゃないかな。人間関係もリセットされてめんどくさいじゃない。あと、ある程度お手並み拝見的な目で見られちゃうだろうしね」
リセット癖
- konifar「あとね、なんか刺激を求めるみたいなのもある気がするんだよね、新しいところに行くのは。自分は結構リセット癖あるからさ。今まで、小学校、中高、大学、大学のサークル、最初の会社、何社目かってあって、同窓会とか、同期で集まろうみたいな全体的なの、よく考えたら一回も行ったことない」
- yome「うん」
- konifar「小学校、中学校、高校の友達も会ってない。大学も会ってない。別に会いたくないとかじゃなくて、本当に節目節目で完全にリセットしてきちゃってる。あなたは中学とかの仲いい人とまだ会うじゃない」
- yome「そうね。引っ越しも手伝ってもらったし」
- konifar「すごいなと思う。そういうの羨ましいともちょっと思う。けど、転職したらたぶんほとんど前の職場の人とは会わなくなると思う。リセットして新しいことやるっていうのは面白そうではあるんだけど、あえて転職するほどかって言われるとそうでもない」
かっこいいキャリア観の変化
- konifar「あとさ、どういう人やどういうキャリアがかっこいいかっていう感覚は、やっぱり変わってきてるよね。昔は技術一本でいろんな会社を渡り歩いて、当然お金も高くなっていって、いろんな技術解決をしてるスペシャリストみたいな、いろんなところ経験してますみたいなのがかっこいいなと思ってた。今はね、そういう人もかっこいいんだけど、やっぱり一つの会社で地道に積み重ねて、長くやらないとできないこと、たとえば事業を立ち上げて黒字化させるとか、そういうことをやってる人がかっこいいなって思う。10年CTOやってますみたいな人とかね」
- yome「ほー」
- konifar「自分は事業責任者じゃないけど、いわゆる部長みたいな状態になってから何年だ?3年半ぐらいか。で、役員になってから1年半…あれ、2年経ったっけ?ちょっと覚えてない」
- yome「履歴書も書いてないしね」
- konifar「長くいると履歴書をメンテしなくなるっていうのはあるかもしれない。でもまあ5年は経ってないんだよ。そう考えると、10年やってる人みたいなのは、やっぱ厚みが出るんだろうなって思っちゃう。成し遂げたものの量とか深さに関わらず、続けてるっていう時点で何らかのリスペクトがあるし、かっこいいなって思う。っていう風に価値観が変わってきてるから、その価値観に照らした時に、それが美しいと思うんだったら別に辞めてもいいと思ってるのかもしれないね」
- yome「うーん、そうね」
- konifar「おじいさんになった時に、その期間のことを話せるかっていうのは結構考えてるかもしれない。あと今の会社にはさ、30年勤続してから転職してきた人が何人もいるから。人生の大先輩方からそういう話を聞くと、すごいなって思うしね。まあだから、やっぱり自分の価値観だと、3年はいたほうがいいのでは、というか、長く働けるんだったらもうずっといたほうがいいって思ってるかな。やっぱり自分の美学次第だね」
- yome「なるほど」
キャリアより人と条件
- yome「今は、今の会社ずっといてもいいと思ってる」
- konifar「おぉ、どんなとこがいいの?」
- yome「なんか人がいいし。Fintechとはまた違う技術の会社だからさ、いろんな技術を持った人がいて、かっこいいなって」
- konifar「そういう人いるといいよね。人がいいって結構大事というか、かなり大事だよね。嫌なやついたら転職したくなる。キャリアが心配どうこうっていうのも昔はあったし、今も別になくはないけど、あんまりキャリアのこと考えて転職ってしてないかも」
- yome「ああ、そうかも。私も」
- konifar「最初の会社から次の会社はあったかも。で、その次もあったかも。でもKyashに来た時からはないかな。今も新しいとこ行くんだったら、キャリアがどうこうっていう軸じゃない気はするね。だから、自分のステップアップのためとか、自分の力をより活かせるとか、そういうのあんまりピンとこないかもしれない」
- yome「去年は完全に条件で転職してたかな」
- konifar「条件もめちゃくちゃ大事よね」
- yome「子供の就学に対してもね」
- konifar「そういう条件面とかも含めて戦略的に3年以内にどんどん上がっていくっていうのはありだと思う。海外とか普通にそうだと思うね。キャリアをちゃんと考えて登っていくっていう人も、それはそれでかっこいいと思う。自分はあんまりそういうのは好きじゃないというか、たぶんできないと思う。地道に目の前のことを一生懸命やって、それが求められてるんだったらいいかなぐらいの気持ちだよね」
めいっ子に聞かれたら
- konifar「『3年以内に転職してはいけないか』っていう元の話で言うと、こういうのはポジショントークした方がいいから悩ましいね。誰に話すかにもよるけどね」
- konifar「そうだ、めいっ子は?めいっ子が聞いてきたらどうする?」
- yome「めいっ子が大学生の状態で?」
- konifar「大学生の状態で就職先が決まりましたと。でも会った時とかに『いやこの会社は3年ぐらいでいろいろ経験したら辞めるかもしれないな』とか言い出したらどうする?」
- yome「いいんじゃない?3年いるなら」
- konifar「3年いるなら。1年だったら?っていうのはちょっとあるよね。だから『してはいけない』って言うとちょっと言葉強いけど、やっぱ3年以内の転職は否定派ではあるな」
会社員と3年
- konifar「うまく言語化できないんだけど、3年以内ごとに転職していくんだったら、会社員やんないほうがいいんじゃないと思ってる。特にエンジニアは」
- yome「派遣とかのほうがいいってこと?」
- konifar「そうね。あるいは独立。業務委託のほうがいろんなところ渡り歩けるし、税制面ちゃんとするんだったらお金もいいしね。だから会社員やるんだったら、やっぱ長く働いたほうがいいし、会社組織じゃないと経験できない、長くいないと経験できないことをやったほうがいいと思ってる。マネジメントとかリーダーとか」
- yome「そうだね。短期間の派遣、業務委託とかだとできないしね」
- konifar「コミットもしにくいし。自分は、結果論だしマネジメントやだなみたいなことは何回もあったけど、今の会社でマネジメントを役割としてやって、めちゃくちゃよかったと思ってる。しんどいことも、転職しようかなと思ったこともいっぱいあるけど、結果的にはめちゃくちゃよかったというか、やんなかったらどんなチンチクリンになってたんだろうって思う。何の深みもない人間になってたと思うね」
- yome「へぇ」
- konifar「なんか薄っぺらいことを言ってる人になりそうだったと思うな。マネジメントのことを知ったように話す人になってた気がする。ちゃんと苦しんでるっていうのを楽しむっていうのが今はいいのかなと思う。で、そういうのは3年はいないとなかなかできないんじゃないかな」
- yome「わかんないよね」
- konifar「ということで、『なぜ3年で転職してはいけないのか』には肯定派ですね。そんな感じかな」
クロージング
- konifar「たぶん柳川さんは聞いてくれるかな。1回だけ会ったことある」
- yome「あ、そうなんだ」
- konifar「ワインと鍋っていう店、水天宮の店に行った時に、目の前の席だったんだよね。その時初めましてって話して。もともとインターネット上だと挨拶はしたことあったんだけど、今回こういう90日間連続でブログ書くなりなんかするっていうのがありますんで、よかったらみたいなこと言われて。そういう誘いは基本断らないようにしてるから、ああやりますって言って。この話もまた本人と話して聞いてみたいね」
- yome「うん」
- konifar「よし、じゃあそんなところでしょうか」
- yome「はい、ありがとうございました!」
- konifar「ありがとうございました!」